ブラートウルスト王国の第一王女エレミアは、学園の武術大会で六年連続優勝を果たして表彰会に臨んだが、婚約者であるサフィニアから父である王に婚約の白紙撤回を願われる。王と王妃の愛娘、妹のリアンナとサフィニアは真実の愛を育んでいると聞かされショッ
クを受けるが、更に冤罪で王女の地位も剥奪されて国を飛び出した。隣国ゲンヴァルデで辺境軍に所属したリアンナ。その手で幸せをもぎ取れるか?恋する乙女エレミアのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-07 20:38:06
16003文字
会話率:62%
強い軍事力を誇ると共に、自然豊かなロージャ王国の王女、アリックス。
庶子である彼女は、王妃に忌み嫌われ、城から離れた森の中の小さな屋敷で育っていた。そんなある日、自分を気にかけてくれる兄、レオニード王子が怪我を負った少女、パティを連れてや
って来る。
『彼女を、この屋敷で働かせてやってほしい』
『丁重に、大切に扱ってやってほしい』
兄のたっての願いであるが故に、そして同年代の少女と関わる機会がなかったが故に、怪我が治り次第、パティを自身の専属のメイドとして働かせつつ、親友のように親しくなるアリックス。
ところがある日、アリックスは突然前世のとある記憶を思い出し、そして気づく。ここは、自分が前世で読んでいたファンタジー小説『追憶のパトリシア』の世界であること。ロージャ王は五年前、小説どおり、同盟国であった隣国、べネシア皇国を突如侵攻し、滅ぼしたこと。そして、小説どおりであれば、パティはそのべネシア皇国の皇女・パトリシアであり、秘密の恋人であったレオニード王子に国を滅ぼされ、ショックのあまり記憶を失っていること。
アリックスは動揺する。何故ならば、本来の小説では、アリックスは最後までパティがパトリシア王女であるとは気付かない。そして何よりも、『追憶のパトリシア』は、記憶を思い出したパトリシアが愛と復讐に苦しみ、最後はレオニードと共に心中してしまう悲恋小説だった。
記憶を持って、アリックス王女に転生したことに意味はあるのかもしれない。大好きな兄と、大好きな親友を失いたくないアリックスの奮闘が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-03 15:25:23
15572文字
会話率:34%
『薔薇の姫』それは美しくも刺々しい、ロゼッタ第一王女ロザリアを皮肉る言葉。
妹ティアが想う男をことごとく奪い続け、臣下たちにも理不尽に冷たくあたる彼女は、城内の者から次期女王になることを拒まれている。
いつも孤独で、一人寂しさに耐える嫌わ
れ者のロザリアだったが、ノースランドのカイル大尉と関わることで、少しずつ前向きに変わりはじめる。
だが、次期女王らしくなりつつあったロザリアも、何やら不穏な空気に包まれはじめ……
自身の身分に翻弄されながらも、その差を越えようと奮闘する、大尉と王女のラブストーリー!
※「第二王女も楽じゃない!」のその後のお話ですが、前作読んでいなくても読めます。
※2020年3月13日完結しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-13 18:04:13
128353文字
会話率:33%
第一王女レティシアは、ある日身に覚えのない国家反逆罪で、実の父親である国王から死刑宣告を受けてしまう。
国王と王妃は、レティシアの異母妹である第二王女に王位を継がせるため、レティシアにありもしない罪をかぶせたのだ。
家族に裏切られ、婚約者に
見放されながらも、全てを察したレティシアは国の混乱を避けるため、甘んじて死を受け入れるのだが……
「む?おぬし、生贄ではないのか?わしの聖地で大勢の人間が寄ってたかって無垢な乙女を死に追いやっておるから、わしはてっきり……。すまぬ、哀れな人柱じゃと思って、使徒化してしもうた」
「……はい?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-22 19:12:20
16555文字
会話率:35%
次期公爵家当主の兄、隣国王妃の姉、宮廷魔道士の弟、精霊の加護を受けた双子の弟達、妖精のように人を魅了する妹。そんな兄弟姉妹に囲まれたシャロン自身は至って平凡。そんなある日シャロンは魔力欠乏症という難病にかかっていたことが発覚。治すためにはそ
の魔力不足を補う存在が必要なようで――え?相手は王太子殿下!?
※よく他者視点が入ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-30 00:00:00
72972文字
会話率:33%
*題名を変更しました。
------------内一人、
『ウィクトリア王国』第二王子フィルクス・フォン・ウィクトリア。王妃の息子として、剣と魔法の世界に生を受け王位継承権一位を有する彼は、"転生者"だった。前世執事としてイギリス王家に仕え
ていた彼は、ある日、国王陛下を暗殺者の刃から護り死んだ。今世で敬愛する異母兄------第一王子------側室の子を国王にする為に、自分------フィルクス王子を、殺した。
------------内一人、
『ヴァータス王国』第一王女エリザベス・フォン・ヴァータス。国王と王妃の間に子が産まれず、娶られた側室が産んだ双子の妹として生を受けた彼女もまた、"転生者"だった。前世、家族から愛されず不良として街一つを牛耳っていた。しかし、今世で自分を愛してくれた双子の兄の願い------国王となり更に国を豊かにするという願いを叶える為に、全てを利用する。
自分の腕を千切った狂気思考を持つ執事と愛の為に愛情、欲望、憎悪すらも利用する非道王女な二人が、絶対的信頼と絶対的忠誠の元------当然のように他者の悲劇を無視して------未来を掴み取る物語。
第二章 "望み"と"闇ギルド"が完結致しました。これから第三章 ノブレス・オブリージュに突入致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-22 00:00:00
52434文字
会話率:17%
母親の死後、両親を亡くした姉妹の前に現れた叔母と名乗る人物。
いきなり金貨100枚の借用書を突きつけられ、想い出の詰まった家を追い出される。
姉妹は自分たちの家を取り戻すために住み慣れた小さな街から王都に向かおうとするが、ひょんな事から見
知らぬ領地に取り残され・・・。
これは騙されやすい少女ティナが、自分が望まないまま気づけば王侯貴族から聖女候補生として、ガチリ逃げられないようにされる可哀想なお話し。
あれ、なんかおかしいぞ? 私は妹のリィナと一緒に暮したいだけなの!
果たしてティナは意地悪候補生の中で無事やり過ごす事が出来るのか! いえ、王妃様の方が怖いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-15 07:00:00
204481文字
会話率:48%
あるところに双子の姫がおりました。
妹姫は可愛らしく王と王妃にそれはそれは溺愛されておりました。
一方の姉姫にはある秘密があり王と王妃に嫌われておりました。
ですがそんな姉姫は王宮の端の端の端にある離宮でまわりの世話もする者がいないところ
で過ごしていました。
そんな彼女は姫と騎士団団長という二重生活をやっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-01 10:00:00
115404文字
会話率:64%
祖国を離れ従姉である王女のためスパイを行なっていた侍女は果たして自らの幸せを手に入れることができるのか!
最終更新:2015-09-13 23:20:30
3034文字
会話率:65%